「逃げるは恥だが役に立つ」というアイデアはどうですか
先日とある機会でグループでアイデアを作り発表する機会があった。
そこでは「競争以外の新たな評価軸を人々が求めている」という結論に達した。
私達が日常生活で抱える不安や不満に関して、
「努力しても必ずしも報われるとは限らない」、「なんとなく楽しい社会になってほしい」といった、社会での不平等感やある意味スローライフ的な社会を欲する感情が考えられた。
そんな事実から、「現在の社会は競争という評価軸しかないのではないか」という考えにいたる。
受験、就活、昇進やリストラ...。現在の社会はつねに競争することを求められる。
しかしその一方で、能力は遺伝的、また環境的なものにより左右されてしまう。
そうして
- 頑張ったのに報われないことが起こる
↓
- 次第に自尊心がなくなる、また限界を感じる
↓
- 何かを頑張ろうという気が起きなくなる
という負の連鎖につながっていく。
一度社会のレールからはみ出てしまうとなかなか競争社会の中に戻ることは出来ない。
つまり、「競争以外の新しい評価軸を人々は求めているのではないか」。そんな問題意識を僕たちは共有した。
そこで僕が考えたのが「趣味を新しい価値軸に据えよう」。
コンセプトは題して「逃げるは恥だが役に立つ」。
具体的には、競争という評価軸から逃げるために趣味を多く持てるためのプロダクトを作ろう、という考え。
好奇心のアンテナが広い子どもを対象に色々な趣味となり得るものを体験してもらい、自分に合うものを見つけてもらう。
そうすることで、競争社会に疲れた時に
・仕事の後に趣味に現実逃避できる
・趣味を仕事にし仕事自体を楽しく出来る
という競争からの逃げ道を作ることが出来るのではないか。
割とよさげではないか?と我ながら思ったが、結局この案は採用されなかった。
ただ、「競争以外の新しい価値軸を人々は求めている」という問題は確かに強くあると思うし、それに対して「趣味を新しい価値軸として据える」という解決策はよさげな気はしている。
実はこれは私の原体験によるものでもあり、我ながら意識高く過ごしてきた一二回生に比べ、元々の能力が欠如しまくっていた僕は何をやってもうまくいかず、三回生になるころから徐々に何もやる気が起きなくなってしまった。
で元々意識高くベンチャー志望とか言ってたもののなんか合わんなーとなった時に、お笑い関係とかテレビ制作とか仕事にすればいいんじゃね?という逃げ道に気づく。
で最近はネタで芸人になるとか言ってるわけですね。ネタだけど。
多分普通の企業に就職しそうだけど。
そんなことやCAってめちゃくそかわいいな国内線最高かよとか考えてた今週末でした。